テグレトールを正しく使うためにの2015年5月記事一覧

テグレトールの危険な飲み合わせ

てんかん発作の症状を抑制する薬として用いられるテグレトール。非常に効果の高い薬として、てんかん発作の治療のために多くの医療機関で使用されています。ただし薬というものは、用法を誤れば効果がでないのはもちろん、生命の危機さえも招きかねないものです。テグレトールについても危険とされている飲み合わせがありますので、事前にしっかりと確認しておくことが重要です。
テグレトールとの飲み合わせが禁止されている薬は、抗真菌薬、高血圧症などの治療に用いられるタダラフィルなどです。また一般的な食品の中では、グレープフルーツとセイヨウオトギリソウも薬との併用を避けなければいけません。これらの食品に含まれている成分がテグレトールの効果を弱めてしまう可能性が高いからです。
また妊娠中、あるいは妊娠する可能性のある人もテグレトールの服用には注意しなければいけません。テグレトールの効果が胎児に悪影響を及ぼす可能性がありますので、服用を一定期間制限する必要があります。ただしこれは、てんかん発作の症状がある人が妊娠できないことを意味するのではありません。てんかん発作の症状そのものが胎児に影響を与えてしまう可能性もありますので、発作そのものは起こさないようにすることが肝心です。医師の指示通りに薬の服用をコントロールすれば、胎児へのリスクを限りなく一般の人と同レベルまで近づけることができますので、計画的に妊娠に取り組めばさほど問題はありません。
現在テグレトールはてんかん発作だけでなく、神経痛の改善や躁うつ病の治療にも用いられています。既往症によっては併用禁止もしくは注意が必要な場合も多いので、くれぐれも自己判断だけで服用することは避けるようにしましょう。